Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

ポップコーン味のアイス & 胡椒風味キャラメル

 

窓が大きい我が家の冬は寒い。なのに部屋を暖かくしてアイスクリームを食べたくなるのはなぜでしょう。果物を使ったシャーベットが好きな旦那と比べて、私はしっかりした味のアイスクリームが好き。

以前も使った Glaces Glazed のレシピ本から、Porn Copと名付けられたポップコーン味のアイス&胡椒風味キャラメルにチャレンジ。フライパンでポップコーンをポンポン作って、牛乳・クリームでフィルタリングする。本当にしっかりとポップコーンの風味がしっかりしていて驚き。

レシピ本には「マダガスカル産バニラ」とあって、あるかー!と思いきや、あったんだな。マダガスカルで出会って結婚した友人が、結婚式の引き出物?にマダガスカル産バニアビーンズをくれたのでした。

 

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毎回おもてなしディナー、プラス自分たちでも1〜2回食べられるくらい作ります。平日はあまりデザートなんてしないので、なんだかんだ消費するのに1か月くらいはかかるのです。このポップコーンアイスも消費し終わったばかり。なのに、旦那は早くも次回のアイスを選ぶべくレシピ本をめくっている始末。

2016年、さらに衣・食・住・職を充実させるべく頑張ります。明日から仕事だー。

 

 

ブルターニュの最果て

せっかくの休暇なので、どこかに出かけようとは言っていたものの、具体的な目的地が決まらないままクリスマスも過ぎてしまった。

サンマロ以外でブルターニュ地方というと、4年前に友人の結婚式でブレストに来たことがあったことを思い出す。東京からの夜便でパリに着いて、そのままeasyJetでブレストまで来るはずが、霧で着陸できずに、飛行機がパリに引き返してしまって、散々だったなぁ。そのあと7時間かけてバスで来て、着いた頃には結婚式のディナー中だった、ということしか覚えていない。

そういえば、彼女の旦那の実家がブレストなんだった。もしかしたら帰省しているかもしれないと思い、連絡してみたらビンゴ。急遽ブレストにお昼ご飯をご馳走になりに行き、その流れで今回はブルターニュ地方の北側をぐるっと見てレンヌに戻るというコースに決定。

 

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ブレストから車で30分ほど西に向かうと、サン・マチュー岬(Pointe de Saint Mathieu)に到着。やはり北の海はちょっと寂しい雰囲気が似合う。1835年に建てられた灯台とその奥には崩れた修道院。

 

 

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風が強い日が多いブルターニュ。岸壁に波が叩きつけられて、泡沫が飛び散ります。なんだか日本海見たくなったなー。見たことないんだけど。

 

学校に戻りました

待ちに待った10日間の休みです。旦那の実家でごはんをたくさん食べさせてもらって骨休み。

私は、旦那や友人に背中を押してもらって9月から新生活スタート。業界を変えるために再びマスター(修士)をやることに決めました。まだまだ落ち着かないです生活です。落ち着く日なんて来るのかな。。

10月で辞めてしまった企業でもCDIにプッシュしてくれたのですが、ぐずぐずしているうちに夏は過ぎ、結婚式を目前に、もう決めなきゃいけない!という局面になっていました。そこでポロっと出てきた言葉は、せっかくですが辞めて学校に戻ります、ということでした。

CDIで少し安定してから社内異動でやりたい方向に近づくというのも一つの選択肢だったのですが、CDIにしてもらったらマネージャーの手前すぐに辞めたくないし、社内異動はマッチングがうまくいくとは限らないし、時間がすごくかかるというのも同僚に聞いてわかってきたので、残ったら袋小路になるかも、という結論に至ったのでした。乳飲み子を抱えていたら安定って大事かもしれないけれど、今は時間のほうが大事だなと思ったわけです。

 

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そんなわけで、9月後半より、ドフィーヌ大学(Université Paris Dauphine)の不動産経営修士(Master en management de l'immobilier)に通っています。

2月〜4月にかけて選考があり、例年250人くらいの希望者の中から、書類選考と面接で35人に絞られます。なので倍率は7倍くらい。そのうち約5分の1が、私のようなキャリアの途中で学校に戻ってくるという30代で、既に業界で働いているけれど、一度体系的に学びたいという人と他業界からの転職が半々くらい。残りは修士1年目を終えた20代で、大体は経済・経営、法律、建設工学・建築のうちどれかにバックボーンがあるのが普通です。外国人は約4分の1で、モロッコ、レバノン、中国、ドイツそして日本人の私。外国人比率は今までで一番高いらしい。

このプログラムは、実地に重きを置いていて、教師陣はほとんどが現役のプロフェッショナル(たまに研究職)。生徒も一年を通じて、月〜水は企業で働き、木・金に授業を受けるというアルテルナンススタイル。500時間を超える授業を週2日でやるので、午前8時半から午後20時半までみっちりで、木曜朝にはよくテストがあるので仕事の後はテスト勉強というインテンシブな生活です。

私の場合は特に、ディプロムよりも業界での勤務経験が必要なので、このアルテルナンスというシステムはとてもいい。会社では学んだことがすぐに知識として活きるうえに、疑問を授業で還元できるという流れ。ちなみに、国立大学なので、私立のグランゼコールなどに比べれば、基本的に授業料は3分の1程度と抑えめで、基本的には企業が給与の他に支払ってくれます。

気づけば学生生活も3分の1を終えて、残り半年。あっという間です。

Joyeux Noel

旦那の実家で二度目のクリスマス。秋頃から、どうしよ〜と頭が痛いクリスマスプレゼントですが、当日になるとたくさんプレゼントがもらえて嬉しい。日本では、いつの頃からか家族と誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントを贈る習慣がなくなってしまったので、ちょっと反省。帰省する時にはプレゼントを見つけて帰ろう、なるべく。。

今年は義両親からは、南仏でラフティングとコンサートご招待+ベランダに置くキャンドルホルダーをいただいた。他意はないと思うけれど、今年の夏は旦那ひとりで南仏に行き、私は顔を出さなかったから、来年は来てねってことかしらとドキっとしてしまったわ。。

お兄さんからはパリの建物を描いた絵本と建築のドキュメンタリーDVDボックス。私が建築や不動産が好きなのを知って選んでくれたみたい。おばさんからは、手編みのマフラー。小さい頃に母が手編みのセーターを編んでくれたことを思い出してじんわり。結婚式でケーキをお願いしたパティスリー Laurent Le Daniel チョコレートももらいました。奥さんが日本人だそうで、結婚式の後には奥様から直接メッセージを頂いたり、とてもいい思い出。。

  

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私から旦那へのクリスマスプレゼントはサボテンのニューフェイス。我が家も1年半経ってようやくデコレーションができてきたので、新しいサボテンをお迎え。

2015年を振りかえれば、シャルリー・ヘブドとバタクランのテロ抜きには語れないけれど、結婚式や新しい仕事などいいこともたくさんあった。今年も残り僅か。よいお年を。

 

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苔玉ツリー

昨日は旦那の会社のクリスマスディナー。日本の忘年会みたいな感じですかね。帰りはタクシーもUberも配車に15分はかかる盛況ぶり。年の瀬の雰囲気です。

家に帰ると義兄夫婦がプレゼントしてくれた苔玉ツリーが待っててくれてほっとします。

今年は陽気なクリスマスツリーより、これくらいのがしっくりくるなあ。

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10区にあるIkebanartで買ったらしいです。苔玉かわいいけど高いんだよな。。 

 

テロから1か月

またもやご無沙汰のエントリーになってしまった。ふとカレンダーを見たら1ヶ月が経とうとしている。いろんな感情がごちゃまぜになっていて、ずっと何も言えなかった。

先月11月13日の金曜日 21時20分頃、テロリストがまさにLE PETIT CAMBODGEで銃を乱射した頃、私たちは何も知らずに500mほど離れたところで、軽い買い物を済ませて家に帰る途中だった。

夕飯の支度をしながら、カナル運河沿いのパトカーと救急車の多さに、「今日はなんだかサイレン多いね」と一言交わしたけれど、すぐに火加減に気がいった。

その後の衝撃で、もう何の映画を観ていたのかも忘れてしまったけれど、途中でやたらと旦那の携帯にメッセージが入っていることに気づいて、映画を止めた。何か起こっていると知る。

プロジェクターに映し出される実況中継を見ながら脱力していくのがわかった。無差別に銃が乱射されたのは、私たちが今日行っていたかもしれない場所だった。その前の週には向いのレストランでランチをしていた。10人以上の死者が出たLE PETIT CAMBODGEは、私たちも時々行く場所だった。そこに、今日たまたま居合わせた誰かが、なんの理由もなく死んだ。

金曜の夜なのに外出もせず、家で映画を観ていた。前日に外食していたから、今日はうちごはんにしようと。大げさかもしれないけれど、そういう偶然で私は今日まだ生きていると感じる。

 

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翌朝はジョギングを迂回して、献花。先週行ったときには花で溢れかえっていたが、事件の翌朝はまだ事件の跡が生々しかった。足元にはまだ血痕が残っている。

なぜ死ななければならないのかも、わからないまま死んだ人たち。

ウェディングドレスのセカンドハンドショップ Graine de coton

私がウェディングドレスを見つけたところが便利だったので、メモしておきます。買取が中心のフランスだとドレスは予算によってピンキリ。私はPronoviasがとっても気に入ってしまったけれど、1回着るのに2000ユーロも3000ユーロもかけるのもなぁと思って、見つけたのがこちら。

Graine de cotonというアトリエで、アレクサンドラという女の子が一人で切り盛りしています。新品・中古のウェディングドレスの委託販売(レンタルもあり)で、彼女がチェックした美品のみを扱っているし、彼女がお針子さんでお直しもしてくれます。

https://instagram.com/p/8z8Zh2FALc/

中古メインなのでサイズやデザインはそのときあるものになるけれど、Pronovias, Rosa Clara, Delphine Manivetなど質の良いブランド・デザイナーものが結構あるので、運が良ければ思った通りのウェディングドレスを1/2価格以下で手に入れられるし、こういうのも出会いなので「自分のためのドレス!」と思えるものがあったらいいなーという気持ちで一回覗いてみることをお勧めします。ちなみに彼女一人でやっているため完全予約制です。

 

Graine de coton

18 rue de l'abbé Groult 75015

01 45 31 12 98