Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

配偶者ビザ更新の必要書類(2015年9月版)

ハッと気付いた時には時遅し。

配偶者ビザの期限は6月までなのに、予約を取るのに出遅れてしまい、webで予約を取った時には9月になってしまいました。昨年は旦那を連れて行き忘れる(というか、同伴するという認識がなかった)という失態を犯しましたが、今年も期限に間に合っていないというダメな感じでスタートです。

期限切れの期間は、警察署に行けばレセパセを出してくれということなんですが、もらいに行ったほうがいいのかな。会社からも聞かれるかなーと思いHRに聞いても返事ないし、すごい何とかなりそうな気がするんだけれど、いいのかしら。どうせ3か月くらい気がつかない気もするけれど。

必要書類のリストは根本的には変わっていないようですが、2015年9月付のリストになっていたので、こちらにリンクを貼っておきます。

 

 

不機嫌なパリ

日本でもセーヌ河の増水は報道されているようですね。ちなみにカナルサンマルタンは運河なので、水量調節されており特に氾濫する気配はないので大丈夫です。

それにしても、かれこれ10日間くらい太陽を見ておらず、鬱々とした気分が続きます。と、いうレベルを超えて発狂しそうです。心なしか周りもみんなどんよりしてるかイライラしている人が多いし、太陽って精神状態に大きく関係しているなぁと改めて感じます。

木曜には、この空気に耐えきれず、「そうだ!南仏に行こう!」と勢い盛りあがったのも束の間。電車は全て満席。こんなことってあるのね。セーヌ河に沈没してしまったシテ島の端っこを野次馬見物するも、気分は晴れず。

https://www.instagram.com/p/BGM1AsjFAA1/

 

それならば、宇宙を感じるためにプラネタリウムだ!と提案してみるものの、プラネタリウムのあるPalais de la Découverteも洪水警報により臨時休館。地震や津波はなくとも、テロと洪水に見舞われるパリ。ああ、このモヤモヤ。

ただでさえ悶々とした週末を送っていると、今度は家の前に大量の警察官。最近デモで警官隊との衝突が激しく、不満を抱えた人が本当に多いなあと、またうんざりした気分になる。

 

https://www.instagram.com/p/BGO9NNllAIW/

 

そのあとにデモが続いたので、見ていたけれど、催涙ガス対策にゴーグルやマスクをしている上に、みんな黒づくめ。2週間前にも車が炎上するするという事態に発展しているので、ちょっと警戒せざるを得ない。しかも、車中には人がいるのに火炎瓶を投げ込むという過激さで、ぞっとしてしまった。

 

https://www.instagram.com/p/BGPJHiDFANe/

 

 

何だかなぁ。私が不機嫌なのか、パリが不機嫌なのか。

DAIDO TOKYO展 カルティエ現代美術財団

旦那の強い希望により、6月で終わってしまうDAIDO TOKYO展のために、カルティエ現代美術財団へ。

森山大道氏の写真は、新宿、ハワイ、パリなど、場所を変えても同じ写真というイメージ。雑踏の中をファインダーを覗かないでバシャバシャ撮っていく、という一貫したスタイルで、どれもノスタルジックさは残るけれど、逆にどの場所でも、それしか感じるものがないので、別に行かなくてもいいかな〜とさえ思っていたのです。実際、私の感受性が鈍いのか、特に感想は前と変わらず。

  

https://www.instagram.com/p/BFJJhKGlACk/

  

ただ、スクリーンに映し出されるモノクロの写真(2014年〜2015年の池袋界隈)に合わせて、東京の喧騒が聞こえるという演出があって、この東京の音が一番印象に残りました。パリでは聞くことのない音がこんなにもあったんだなぁと。カラスの鳴き声、5時の帰宅を促す「夕焼けこやけ」のメロディ、デパートのアナウンス、居酒屋の話し声。多分多くのフランス人にはただの記号でしかない音が、有機的に流れ込んでるくる感覚は気持ちのいいノスタルジーでした。森山大道氏の写真って、写真を見るのではなくて、コンセプトを見るものなんだろうな。

 

https://www.instagram.com/p/BFJJiCjFACp/

 

今回初めて知ったけれど、カルティエ現代美術財団ってジャン・ヌーベルの設計なんですね。光がたくさん入って、ボタニックガーデンで囲まれてる小さなオアシス。巨大なルイ・ヴィトン財団美術館よりもずっと好き。

La Maison du saké

先日友人と歩いていたところ偶然見つけたLa Maison du saké(ラ メゾン ド サケ)。こんなのできたんだね、とバーカウンターで一杯試してみることにしました。2月にオープンしたばかりで、毎月酒蔵を変えてお酒を紹介しているようです。

 

https://www.instagram.com/p/BFJEsJFlAIG/

 

外からは見る限り、バーカウンター兼ブティックという様子のこのお店、実は奥に続いてレストランが隠れているのです。広くてびっくりして、思わずサービスの方に誰が経営しているのか尋ねてしまいました。そうしたら「この人ですよ」と指さされて、びっくり。

10年くらい前に一緒にいた友人がアルバイトしていたお店のオーナーさんで、私も面識のある方だったのです。ソルボンヌの近くにSaké bar Youlinというお店をやっていたYoulinさん。当時は初めてのお店だった(と記憶しています)のが、今ではさらに進化。10年近い年月を経て、コンセプトにも規模も、さらに磨きがかかって、素直に感動してしまいました。

 

https://www.instagram.com/p/BFJEwg0FAIQ/

 

今週末改めて、フランス人の友人カップルと旦那を連れてレストランの方をトライ。ご飯も美味しくて、私も普段飲まないのにスイスイ飲んでしまい、とても満足しました。(この写真以外にも、いいスペースがあるのですがそれは行ってみて発見してください)。お酒ってやっぱり多少は好き嫌いあると思うので、いきなり連れて行くのは心配だったけれど、日本食も好きで好奇心旺盛なカップルだったので大好評。10年前のパリだったらこの規模のSaké barって難しかっただろうし。和食&お酒は、最近すごい勢いで浸透しているなあと肌で感じます。

ちなみに、開店してまだ数ヶ月なのでオペレーションは、まだちょっと慣れていないサービサーもいるような、気がするような気もしますが。。長い目で応援したいなと思う次第です。笑

 

lamaisondusake

遅い冬眠から覚めました

なんと4か月以上もこのブログを放置してしまいましたが、冬眠から覚めたと思ってまたアップデートすることにします。パリでもようやく20度を超える気候になりました。忙しさを理由に遠ざかっていましたが、その合間にも色々感じたあことがあったのに、そういうことがカタチに残せず、やっぱり残念なので、また独り言をアップデートすることにします。

春になってサボテンファミリーも増えました!

https://www.instagram.com/p/BEEgOFwFAG7/

 

山葵と生姜風味のチョコアイス

東京では雪が降ったそうですが、パリも1月に入ってようやく冬らしく?寒い日が続きます。そんな寒い中、なぜかアイスを作る。私たちだけかもしれないけれど、暗くて寒い冬はどうも家に篭りがちになり、家でのデザートに。

今回は山葵と生姜で風味付けしたチョコレートアイス。恐々だったっけれど、いい感じに大人のチョコアイスになってなかなかよろしい。

https://www.instagram.com/p/BApzYC_FAOC/

こちらのレシピ本です(別に回し者ではありません)。

 

カナル・サンマルタン、10年に一度の大掃除

パリに引っ越してきて早1年半(そろそろブログのタイトルを変えたい)、カナル・サンマルタン沿いの今の住処が大変気にいっている。越境すると思われる移民の中継地点になっていたり(50人単位で夜並んで寝ていたりする)、ストリートアートとは言えないレベルの落書きも多くて、地上階はちょっと御免ですが。

というのも、東京にいた時には隅田川の近く、NYの時にはハドソン川が近くにあり、パリは偶然にもカナル・サンマルタン。水が近くにある生活に縁があるらしい。

春夏はカナル・サンマルタンを眺めながら目覚め、料理をして、バルコニーでブランチしたり。いつも見るけど夕方のカナル・サンマルタンの眺めいいなぁ。

https://www.instagram.com/p/BAXHgCwFAKK/

ところが、年末からこの運河沿いをブロックアウトしてるので、なんでだろうと思っていたら、10年に一度の大掃除が始まりました。前回は1993年、2001-2002年の冬だったそうです。新年早々に無残にも水を抜かれたカナル・サンマルタン。3か月かけて綺麗にするらしい。

 

https://www.instagram.com/p/BAXHbjblAJ_/

冬のパリは日が短くて、8時半を過ぎても真っ暗。17時過ぎには暗くなるので、平日ははっきり見えなかったけれど、この週末に改めて日中に見てみると汚い。ショッピングカート、バイク、自転車、椅子などがたくさん沈んでいる。死体があがったという話は聞かないので一安心。