パリ全20区 不動産価格 ヒートマップ!
パリの不動産価格を区ごとにみると?!ひとつ前の記事では、パリ全体の不動産価格の長期推移を見てみました。そこで今度気になるのは、それでパリの中はどうなっているのってこと。
前回の記事
パリを3色に塗りわけてみると
パリはカタツムリ状に20区に分けることができます。中古物件の1m2あたり売買単価のデータがあったので、えいやっ!とみっつの価格帯に分けて色塗りしてみました。なるほど、なるほど。ざっくり言うと、
- 中心地区は問答無用に高い(赤)
- 西高東低の様相(黄 vs. 緑)
- 私のホームグラウンド10区はお安いほう
ということですね。
もう少し数字でみると
同じデータをグラフ化したものがご覧の通り。データは2014年第2四半期時点。
まず、パリ20区全体の中央値は、8,120€/m2(約114万円@JPYEUR 140円)で赤い棒グラフで示しています。
これより安いのが緑のゾーン。おおよそ6,500〜8,000€/m2の範囲。
反対に、ぶっちぎりで高いのは6区(11,980€/m2、約168万円)、7区(11,700€/m2、約164万円)のツートップ。これに続く1〜8区を先頭集団として赤のゾーンに色塗りしています。9,500€/m2(約133万円)以上で、庶民に手が届かないゾーンですね。
この赤と緑の間に収まるのが、残りの主にパリ西側になります。ばしっと切るのが難しいけれど、割と高級住宅地として知られる16区、9区や、若い家族の多い15区、割安感のある17区、14区、11区などがあります。8,000〜9,000€/m2のゾーン。
ちなみに、11区は、2011年の直近の価格ピーク対比、他のエリアが例外なく価格下落した中で、唯一僅かながらも上昇を見せた、所謂ホットなエリアだったようです。
むむむ、これで決まりましたね。やはり、私が定点観測するのは、緑のゾーンになりそうです。不動産にお詳しい方、ご連絡お待ちします。