パリに引っ越しました。

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私がキャリア志向なのは母親のおかげ、ではない?:「育休世代のジレンマ」を読んでいます

今読んでいるのが、イケダハヤトさんが紹介していた「育休世代のジレンマ〜女性活用はなぜ失敗するのか〜」という本。私は日本が変わるのを待っていたらおばあちゃんになっちゃうので、さっさと海外に出てきた。だから「パリに引っ越しました」というわけなのだが、この本で取り上げられている育休世代にあたるので興味を持った。

 

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現在進行形で読んでいて、とりあえず面白い気づきがあった、のだが、その前に私の価値観を形成した両親の話をしたい。

 

キャリアを持つ母とそれを応援した父

父親は、母子家庭で育ち、昼間は働きながら夜間大学を卒業。就職した中小企業で定年まで勤め上げる勢い。新卒3年で会社を辞めてしまった私から見ると、気が遠くなるというか、隔世の感がある。(使い方あってる?)

母親は、高卒で今でいうフリーターだったらしい。うちの両親の出会いは、母がバイトしていた六本木の服屋だそうだ。最初に聞いた時には、笑った。

そんなプータローな母は、結婚して数年後、父の海外転勤がきっかけで変わる。文房具屋のくせに、完全にバブルのおかげで米国で数年を過ごすこととなる。いわゆる駐妻になって、友だちもいないし、暇でしょうがない母は、「パートにでも出ようかな〜」と申し出たらしい。まあ、前向きではある。ホームシックになるより余程いい。

だが、ここで父は、「スーパーのレジ打ちするくらいなら、大学に行って勉強したら?」って言ったのだ。(全世界のレジ打ちのみなさま、すみません。)この話を聞いた時には、30年前にこれを言う日本男子がいたのか!と私はびっくりした。

これがきっかけとなって、母は遅いキャリアをスタートさせた。特に何の展望も持っていなかった母が、コミニュティカレッジで英語を勉強し始める。

当時は英語を話せる人が今程いなかったので、それだけで仕事になったらしい。ヨガ本の翻訳を皮切りに、帰国してからは、(マイナーな)雑誌や映画の翻訳を手がけるようになり、映画の配給会社の映画の買い付けを手伝うために、年数回は旦那・子供を置いて、海外出張までするようになる。

もちろん、これは30年前だったから成り立った話で、夢がある話だな〜と遠い目で見るしかない。今なら帰国子女的なバイリンガルを目の前に、そんな簡単にはいかなかったと思う。でも、「きちんとした技能を身につけて仕事しなさいよ」というメッセージを送った父に恵まれ、母は本当にラッキーだったなぁと思った。

 

そんな両親に育てられ

父のおかげで?経済的にも自立した母は、ウーマンリブ的な崇高な志をもって娘二人を育てるようになる。脱線するが、長いこと母のスローガンは、「女の自立は車から」だった。マジだ。免許がないと徒歩圏でしか生活できない=自立できない!という米国経験に基づいているのだが、地下鉄のあるところにしか住む気のない私には、今のところ免許の有無は自立には貢献していない。

そんな私は、母の背中を見て育ち、「結婚したら専業主婦?ありえなーい!」と叫びながら、東京近郊のベッドタウンですくすくと育った。ウザい思いをした人もいるだろう。今はそんな単純な思考回路はしていないので許して欲しい。が、少なくとも私がずっと働くつもりなのは、母親の影響だと思っていた。

 

私がキャリア志向なのは母親のおかげ、ではない?

ここでようやく本の話ができる。読んでびっくり、女性の結婚・出産後も働く意志のあるキャリア志向と、母親の職業の有無に相関関係はないらしい。言い切ってもらって腹落ちした。

確かに、母親が一度も働いたことなく、愛人問題・モラハラ問題のある尊敬できない旦那と、経済的な理由で離婚できなかった不幸せな母親な姿を見て、もしくは、父親が早く死別し、その後の母親の姿を見て、「私は絶対に一生自分で稼ぐ」と言っている友人が数人いる。 

私は、「へー、逆パターンもあるんだー」なんて思う程度だったのだが、事実(経験)をどう受け取るかは、人それぞれと遅まきながら気づいた。

親が働いて寂しい思いをしたから、家にいてあげたいっていうのも筋が通ってるし、母親が専業主婦だったから、自分の領域を当たり前に家庭と考える人もいるだろう。

 

今日から、共働き家庭で育ったかどうかという先入観で人をジャッジするのはやめようと思った。ちなみに、私がまだ独断と偏見をもって接しているのは、「男は自分の母親と同じ姿を求めるから、親が専業主婦だったか共働きだったか、結婚する前に聞いておけ」というものである。これも相関関係ないのかな?誰か研究してくれないかな。

 

また、フーンと思うことがあったら書きます。 それにしても、この本を読んだら、頭でっかちになって、逆に動き取れなくなりそうだな。