Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

自分の勝負時期を考える? 「勝負」って何?:大前研一氏『稼ぐ力』を読んでいます

大前研一氏の『稼ぐ力』は、日本企業は今何に苦しんでいて、そんな現状でこれからの日本企業に必要な人材とは、というテーマを扱う。その現状認識のうえで、その必要な人材像を理解して「稼ぐ力」のあるグローバル人材たれ、という話につながる。

日本企業は、今後海外に出て社員を食わせていかなければならないということなのだが、前提が「日本企業」で働く「日本人」に終始しているので、最後まで自分の目線とはギャップがあった。個人レベルで考えたときに、日本企業で働かなきゃいけない理由ってほとんどないしな。むしろ選択肢を狭めるトラップに嵌る気がする。

 

  

で、ハタと考える。日本企業で働かないなら、自分はどこで勝負するのか。当たり前か。大前さんは、読者の大半は、日本企業で働いているから、ハードスキル(実務)とソフトスキル(英語でマネジメントできる)みたいなことを挙げているが、私には全く違うかたちが必要な気がする。もやもや。

自分の最初に「天職」に巡りあえるとは限らないので、自分の勝負時期と勝負スキルを決めて、そこに向けて精進しろというメッセージがある。勝負をかける時期によって、磨くべきスキルも異なる。30歳なら実務的なスキル、40歳ならリーダーシップ、みたいなことらしい。

私の勝負どころって、いつ、どのスキル(既に持っているかどうか別として)で「勝負」するんだろう。ていうか、「勝負」ってなんだろう。