Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

20代でも一度は超音波検査(エコー検査)も受けて!

トピック「内診」について、多くの方が婦人科の内診に抵抗があることに静かに驚きました。私にとっては、年に一度の健康診断・歯科検診と同じ感覚だったから。歯医者だって別に好きではないけれど、予防・早期発見には欠かせない。婦人科検診に行く前提が「性交渉が多い」という発言を、どこかで目にしたが、性行為のあるなしに関わらず、自己管理の一環ですよ。特に、婦人科検診のときには、一歩踏み込んで、一度は超音波検査(エコー検査)を受けることを強くお勧めしています。

 

出産経験のない人は、エコー検査をやったことない人が多いかと思います。私も健康診断の一環として、乳がん検診・子宮がん検診(問診・内診・マンモグラフィー)を受けて安心していた。

環境が変わり、新しい婦人科の先生のもとで、「ここ数ヶ月ほど生理不順だ」とお話したところ、超音波検査を勧められた。それで発見されたのは、8cm(コブシ大)とかなり大きく成長した卵巣のう腫。1年やそこらでここまで大きくなることはないので数年はあるとのことだったが、自覚症状ゼロ。

 

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後から知ったことでしたが、婦人科系の臓器は、かなり進行するまで自覚症状が出にくく、サイレントキラーと呼ばれるそうです。卵巣がんは、月経不良や不正出血などを伴わないので、問診や内診だけでは発見が遅れがちになるそうです。

悪性腫瘍である可能性は、一般に10%程度らしく、私の場合も良性腫瘍であろうとは言われていましたが、本当に不安でした。

 

さて、この卵巣のう種は性行為全くと関係ありません。術後には、「類皮のう種」ということがわかり、10〜20代にも多いのう種だということを知りました。要は、ブラックジャックのピノコみたいな奇形種で、髪の毛とか歯とかが入っているやつですね。

私の場合は、妊娠の可能性を考えて超音波検査をすることになりましたが、そうでなければ、大きくなってしまった腫瘍が破裂して、ある日緊急開腹手術ということも想定されました。

ちなみに、日本では4〜5日の入院が一般的らしいですが、私はアメリカにいたため、全身麻酔が夜になっても抜けず朦朧とする中、追い出されたのでタクシー捕まえて帰りました。麻酔の影響で隣で吐きまくって申し訳なかったけれど、当時付き合って2ヶ月の現旦那が付き添ってくれたのが心強かった…。本当に日本の医療制度ってありがたいと思いますよ。

 

妊娠したかもとエコー検査を受けて、妊娠と同時に子宮筋腫があることが分かる人なども非常に多いそうです。ただ、妊娠しているので手術もできず、爆弾を抱えたような気持ちになるそう。そうなる前に、ぜひ一度超音波検査を受けてください。

 

卵巣のう種って何?と思った方は読んでみてください。