Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

在パリ日本人コミュニティの7パターン(β版)

先日、日本人女子で飲みに行って、同じライフステージにいるような子達と話す機会ができ、楽しい時間を過ごした。こういうのすごい久々で、今はまだ「日系コミュニティが欲しいのに帰属先が見つかりません」という状態だ。

帰属先というのは、ちょっと堅いけれど、要は自分にあったグループ。私の思うところを順に説明します。横軸は、帰国期限あり(右側)・なし(左側)で、縦軸は、日系コミュニティへの依存度。ざっくり書き出したら、日本人コミュニティは7パターンくらいかな。

 

f:id:nico1984:20150211225956p:plain

① 日系企業駐在員&駐妻:最初はザ・日本人コミュニティ。勤務・居住などの生息エリアが集中するなど、コミュニティとして見えやすい。また、帰国を見据えて子どもが通う日本人学校のPTAつながりなど、日系コミュニティへの依存度が一番高いグループ。

② 日系関連ビジネス従事者:その次は、駐在員のように帰国する予定は決まっていないけれど、日系関連ビジネスに従事している方達。代表的なところで、日系企業の現地採用組、和食飲食店、日系美容室、フリーの通訳・翻訳、コーディネーターなど。スタートは駐在員だったけれど、居残りすることに決めました!というパターンから、フランスで生活するために自営業・フリーとしてやっていく道を選んだ方など。業界・顧客とのつながりが日系コミュニティを作ってくれるパターン。

③ ご隠居:駐在や現地採用を経て、日本がバブルだった時代からいるご隠居組も健在フランスで子育ても終え、在仏30年のディープな人脈を持っている。

④ ワーホリ・専門学校学生:滞在期間は、1〜2年と比較的短いが、ワーキングホリデーやパートタイムワーカーの就労先として日系企業・レストランなども多いので、日系関連ビジネス従事者(②)のまわりにも結構いるイメージ。20代〜30代のシングルが多い。

⑤ 留学生:大学・大学院の交換留学・進学でパリにいるパターン。渡仏前にフランス語をみっちりやっており、さらに限られた時間でフランス語を上達しようと、日系コミュニティを求めず、果敢にフランス人・留学生コミュニティを攻める。

 

さて,その先が難しい。というのは、なかなかどこにいるかわからないので、彼らの日系コミニュティ依存度がよくわからない。

⑥ アーティスト・職人:同業(日本人に限らない)での付き合いがドップリ、なイメージ。正直よくわからない。長年現地の学校に行った結果、知り合いはフランス人ばかりだったり、意外と日本人と付き合いがあったり、ケースバイケース?

⑦ 非日系企業勤務者・仏人配偶者の専業主婦:⑥よりは一般企業で働いてる・働いていたような人たち。別に働いている必要もなければ、配偶者の有無も関係ないんだけれど、一番は多いと思われるのは仏人配偶者で、職場も日系でないので「これといった日系コミュニティへのアクセスがない」人たち。

 

で、ですね、最初の話に戻ると、私は⑦だと気づいたのですね。これといった日系コミュニティへのアクセスはないんだけれども、必要としていないわけではなくて…、という。

終わりのある短期滞在ならまだしも、「帰国予定は未定です」の人たちにとっては、日本語のオアシスは必要不可欠だと思うわけ。フランス人ばかりの職場やら仏人配偶者のお友達(=フランス人)やら、いつもフランス人コミュニティの中で孤軍奮闘するのは疲れちゃう。と、いうわけで、ゆるい日系コミュニティが必要だと思うのです。少しずつ人と会いながら芋づる式に出会ってくしかないのかなー。(個人的感想)

やってることがばらばらなので、フックとなるものが難しいけれど、何かグループを企画しようかなぁ。自分にあったコミュニティがないなら作るしかないもんね。