Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

フランスもベンチャーブーム、くるか?

ここ数年は、ベンチャーとかスタートアップに随分と追い風が吹いているように感じます。MBAホルダーの就職先は、ウォールストリートからシリコンバレーへ。日本でも投資銀行やコンサルを辞めて、同業界や取引先業界へ転職!ではなく、新天地を求めてスタートアップに行く人の話をよく聞きます。

スタートアップとしては優秀な人材を採れて、金融緩和でお金が余っているので、投資家からお金も出してもらいやすいっていう悪くない環境なのかな?(実際に確かめたわけではないです。)

 

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こちらで外国人の私には、みんなが知っている大手上場企業でさえ知らないので、一般常識のために、毎週ビジネス雑誌をめくって会社の名前を頭の隅に置くようにしている。そんなレベルなのでフランスのベンチャーのトレンドなんて全くわからない。

が、最近、雑誌で La French Tech の特集が組まれていたんです。フランスもスタートアップ・ブーム?なのかしら。フランス貿易投資庁の企業振興部が後押ししたりしていて、認証マーク(上の赤いニワトリ)で認知度を高めたり、一定期間補助金を出して応援しますみたいな話のようです。金融機関もバックアップするって話みたいだけど、本当かなー。

今年始まったわけではないこの取り組み、今年はより海外でも頑張ろー!エイエイオー!ということで、特集が組まれていたようです。エンジニアや数学に強い人材は豊富な国だから、土壌はありそうですもんね。

何か日本と似た構図のような…。理系人材豊富です。市場にお金余っています。でも、市場をひっくり返すようなビジネスは、出てくる、、のか??みたいな。(その前にシリコンバレーに売ってしまったりね。)

どっちかというと、ビジネスの種を育てたり、一段階大きくするノウハウを持っているような投資家・起業家がいないのが問題じゃないのかね。

まだIPOはしていないけれど、既に世界各国でビジネスを展開している米系スタートアップで働いている人と話したときに、「シリコンバレーの投資家はビジネス志向でアイディアが気に入るかどうか。フランスだと投資リターンは何%出るんだみたいな話になる」と。シリコンバレーってのは、再現できないのかしら。DNAみたいなもんなのかなー。興味あります。

 

ちなみに French TechはIT系に限らず、らしいので、新しいビジネスモデルで起業する人は利用できないか覗いてみてもいいかもしれないですね。