飲みニケーションならぬ、カフェニケーション
カフェインの摂取量が、俄然増えそうな今日この頃です。
知り合いから聞いてはいたのですが、職場で想像以上にコーヒーブレイクが強力なコミニュケーションツールであることにびっくり。
- 職場に着いてPCを立ち上げたら、まず一日の始まりに1杯
- ランチ後に、デスクに戻る前にまた1杯
- 夕方になると、「ちょっと疲れたわね、コーヒブレイクでもする?」とさらに1杯
さすがにぜーんぶしている人はいない(と思う)けど、眠気覚ましにコーヒーをデスクに持って行って飲むというよりも、カフェスペースで立ち話(もしくは会議室になだれ込む)ことが大事なようで、これが侮れないコミュニケーションツールだということに気づきました。うーん、面白い。
従って、フロアのエスプレッソマシーンの近くは、まるで日本のサラリーマンの会社帰りの一杯!のごとく、重要な情報交換の場になるのです。それに気づいた私は、こうしてはいられない!早速ネスプレッソカプセル50コ入りを購入。(日本でもアメリカでも働いていた職場では無料だったけど、自分で買うシステムなのね…)
閑話休題。
勤務開始早々にマネージャーはバカンス。そしてその代理(No 2)もバカンス。そのため、定例ミーティングもキャンセル。しかも部署概要や研修資料もないときた(座席表から自分で作る始末)ので、初日で「こりゃ誰も面倒みてくれないぞ」と気づいた私は、チームのひとりひとりとミーティングをセッティングしました。
自己紹介をしつつ、チームメンバーがどんな担当をしているのか、どんな専門分野を持ち合わせているのか理解して、その後の仕事をしやすくできたらいいなーという意図で。
けれど、旦那は「フランスは 1 on 1 ミーティングじゃなくて、一緒にカフェ飲んで立ち話でやると思うよ…?」と、一言。
ちょっとガツガツしすぎな感じが出ちゃうかなーとも一瞬思ったけれど、初日で聞き取れないリスクを感じていたので、落ち着いてメモが取れる 1 on 1 ミーティングを決行。
実際にやってみたら、「1 on 1のアイディアはどこからきたの?」とか、 「初めてだけど…」とか、随所からやっぱりフランスのカルチャーにはないのかも?と感じさせられました。職場によるのかしら。
とりあえず最初に1 on 1ミーティングをして良かったかな、と思うのは、
- 自分から提案することで、プロアクティブな姿勢を見せられる
- 一度で覚えきれない内容をきちんとメモを取れる
- 周りを気にせずに落ち着いて話ができる
その反面、適度に肩の力を抜いた感じが好まれそうだなというのも感じた。
逆に旦那のアドバイス通りカフェに付き合ってみた感想としては、
- 家族やバカンスの話を共有したりして良好な関係を築きやすい
- 従って、オフラインベースの話がしやすい(異動の話など)
- 他部署の人とも顔見知りになったりして、自然と顔が広くなる
- その後も、声をかけやすくなる(=テンポよくアップデートしやすい)
気をつけることは当然、時間を無駄にしすぎない、ということですね…。
バカンス明け(で忙しいはず?)のコーヒーブレイクで、部下の『マンションの住人とのトラブル話』に15分も20分も付き合っているのを見たときには、彼の苦労も少し感じました。横目で上司を見たら「いつ本題(業務アップデート)に入っていいか」のタイミングを図っている。。
郷に入っては郷に従えということで、うまく使い分けたいなーと思います。