Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

学校に戻りました

待ちに待った10日間の休みです。旦那の実家でごはんをたくさん食べさせてもらって骨休み。

私は、旦那や友人に背中を押してもらって9月から新生活スタート。業界を変えるために再びマスター(修士)をやることに決めました。まだまだ落ち着かないです生活です。落ち着く日なんて来るのかな。。

10月で辞めてしまった企業でもCDIにプッシュしてくれたのですが、ぐずぐずしているうちに夏は過ぎ、結婚式を目前に、もう決めなきゃいけない!という局面になっていました。そこでポロっと出てきた言葉は、せっかくですが辞めて学校に戻ります、ということでした。

CDIで少し安定してから社内異動でやりたい方向に近づくというのも一つの選択肢だったのですが、CDIにしてもらったらマネージャーの手前すぐに辞めたくないし、社内異動はマッチングがうまくいくとは限らないし、時間がすごくかかるというのも同僚に聞いてわかってきたので、残ったら袋小路になるかも、という結論に至ったのでした。乳飲み子を抱えていたら安定って大事かもしれないけれど、今は時間のほうが大事だなと思ったわけです。

 

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そんなわけで、9月後半より、ドフィーヌ大学(Université Paris Dauphine)の不動産経営修士(Master en management de l'immobilier)に通っています。

2月〜4月にかけて選考があり、例年250人くらいの希望者の中から、書類選考と面接で35人に絞られます。なので倍率は7倍くらい。そのうち約5分の1が、私のようなキャリアの途中で学校に戻ってくるという30代で、既に業界で働いているけれど、一度体系的に学びたいという人と他業界からの転職が半々くらい。残りは修士1年目を終えた20代で、大体は経済・経営、法律、建設工学・建築のうちどれかにバックボーンがあるのが普通です。外国人は約4分の1で、モロッコ、レバノン、中国、ドイツそして日本人の私。外国人比率は今までで一番高いらしい。

このプログラムは、実地に重きを置いていて、教師陣はほとんどが現役のプロフェッショナル(たまに研究職)。生徒も一年を通じて、月〜水は企業で働き、木・金に授業を受けるというアルテルナンススタイル。500時間を超える授業を週2日でやるので、午前8時半から午後20時半までみっちりで、木曜朝にはよくテストがあるので仕事の後はテスト勉強というインテンシブな生活です。

私の場合は特に、ディプロムよりも業界での勤務経験が必要なので、このアルテルナンスというシステムはとてもいい。会社では学んだことがすぐに知識として活きるうえに、疑問を授業で還元できるという流れ。ちなみに、国立大学なので、私立のグランゼコールなどに比べれば、基本的に授業料は3分の1程度と抑えめで、基本的には企業が給与の他に支払ってくれます。

気づけば学生生活も3分の1を終えて、残り半年。あっという間です。