不機嫌なパリ
日本でもセーヌ河の増水は報道されているようですね。ちなみにカナルサンマルタンは運河なので、水量調節されており特に氾濫する気配はないので大丈夫です。
それにしても、かれこれ10日間くらい太陽を見ておらず、鬱々とした気分が続きます。と、いうレベルを超えて発狂しそうです。心なしか周りもみんなどんよりしてるかイライラしている人が多いし、太陽って精神状態に大きく関係しているなぁと改めて感じます。
木曜には、この空気に耐えきれず、「そうだ!南仏に行こう!」と勢い盛りあがったのも束の間。電車は全て満席。こんなことってあるのね。セーヌ河に沈没してしまったシテ島の端っこを野次馬見物するも、気分は晴れず。
それならば、宇宙を感じるためにプラネタリウムだ!と提案してみるものの、プラネタリウムのあるPalais de la Découverteも洪水警報により臨時休館。地震や津波はなくとも、テロと洪水に見舞われるパリ。ああ、このモヤモヤ。
ただでさえ悶々とした週末を送っていると、今度は家の前に大量の警察官。最近デモで警官隊との衝突が激しく、不満を抱えた人が本当に多いなあと、またうんざりした気分になる。
そのあとにデモが続いたので、見ていたけれど、催涙ガス対策にゴーグルやマスクをしている上に、みんな黒づくめ。2週間前にも車が炎上するするという事態に発展しているので、ちょっと警戒せざるを得ない。しかも、車中には人がいるのに火炎瓶を投げ込むという過激さで、ぞっとしてしまった。
何だかなぁ。私が不機嫌なのか、パリが不機嫌なのか。