パリ・オペラ座 ウィリアム・フォーサイス(William Forsythe)
パリ・オペラ座のバレエ公演の備忘録。音楽を担当しているのがジェームス・ブレイクという、クラブシーンの人だったということで旦那が興味を持った公演。
ウィリアム・フォーサイスは「モダン・バレエを解体し再構築した」振付家らしく、予備知識なしで見始めた私は、最初の演目「Of Any If And」は、失敗したかもというほど、意味がわからなかった。続く 「Approximate Sonata」 も少し良かったけれど、すごく楽しめたかというとイマイチで、私のフラストレーションは高まるばかり。。後からちょろっと調べたら、超絶技巧に挑戦する振付らしく?好きとかいう次元で見るものでもないらしい。コンテンポラリー・バレエは難しくて、普通にクラシックバレエのが観ていて楽しいなあと、半ば諦めの境地。
と、ここで終わっていたら思い出すこともなかったのだけれど、最後の Blake Work I が素晴らしかった。クラブシーンで聴くような音楽にバレエを合わせてすごく楽しいし、新しいものを開拓するのってこういうことかぁと感じられるようなものだった。前二作は1990年代の作品で、20年前に「新しかった」のだろうけれど、2016年に「新しい」ものをやると、こういう感じなのか、と。
このBlake Work Iは、9月のSegal / Peck / Pite / Forsytheという公演でかかるみたいなので、興味のある方は是非。