続・北モロッコ旅行
アシラで2泊したあとはシェフシャウエンに向かう。海沿いの街から内陸に2時間半。
カサブランカに住む友人が教えてくれた宿泊先で、正確にはシェフシャウエンの外側。駐車場に自分たちの車を残し、迎えの四駆に乗り換えてB&Bに向かう。山の中腹にある村を抜けると眺めのいいB&Bに到着。
家畜の鳴き声で目を覚ますと、テラスからは雲海が広がる。めちゃくちゃ気持ちがいい。早起きは三文の得とはこのこと。周りは農業中心の質素な村で、主にサフランとマリファナを育ているようだ。(シャウエンは割と有名なマリファナの産地らしい)
旦那はトレッキングに行ってしまったので、テラスで本を読んで過ごす。テラスには孔雀が居座り、これが面白い。植木鉢に映りこんだ自分の姿を見て、雌と勘違いしているのか、ずっと覗き込んでいる。
肝心のシェフシャウエン自体は、あまり印象に残らないまま通り過ぎてしまったのだけれど、何をするでもなくのんびりしては、タジンを食べて過ごすというのは悪くない。
シェフシャウエンのあとは北上してテトゥアンに。立派な地方都市といったおもむき。カサブランカでは友人についてまわっていたので気付かなかったが、カフェには男性ばかり。イスラム文化だなぁと人を眺めるのが楽しい。
最後は海沿いに移動してタンジェ。ここまで来ると、地中海を挟んでスペインが見えるし、文化的にもヨーロッパの空気を感じる。フランスやベルギーから移住している人も多く、ここは週末旅行でまた遊びに来たいというくらい居心地がいい。
パリに戻ってしばらくすると友人カップルからはこの秋にラバで結婚式を行うという知らせが届いた。その後には同僚からも再びラバで結婚式とのこと。なんと今年だけで3回もモロッコに行くことになりそうだ。