Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

パリの不動産価格推移(1990年〜2014年) これで反転?まだ下がる?

1990年からのパリの不動産価格の推移をまとめてみました。2014年第2四半期は、3四半期連続で同水準。これは反転の兆しか。まだ下がるのか。
 

 

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1990年代は低迷。価格は3分の2に

1980年代に上昇していたパリの不動産価格は90年代には様変わり。1991年第1四半期(index=119)に一旦ピークをつけるとゆるゆると下落。1998年第1四半期(index=75)には、1991年の不動産価格の3分の2までに価格を落としている。なるほど、パリの不動産も一度は3割近く価格が下がったことがあるのですね。

 

2000年代は2008年まで上げ調子一本。サブプライムショックも一時的

1998年第1四半期の相場の底を打つと、今度は不動産価格はあがるばかり。1998年第1四半期(index=75)から2008年第3四半期(index=221)と、不動産価格は10年間で3倍近く跳ね上がる。その後、2009年前半は、サブプライムショックの影響で価格は一旦下がるものの、2009年後半からは再び価格上昇。この力強さ?には結構驚いた人も多かったはず。 

 
サブプライムは脱するも、足踏みから下落基調へ

2010年、2011年と再び上昇基調にあったものの、2011年第3四半期(index=281)あたりからは、潮目が変わり停滞。2012、2013年と四半期ごとに小幅に上がったり下がったりを繰り返し、じわじわと下落基調に。

 

2014年は停滞。これが底となるのか?

2014年第2四半期(index=273)は、3四半期連続で変化なし。さて、これは反転する兆しなのか? 2014年第3四半期、第4四半期とまたチェックしていきたいと思います。

 

《参考》

Indices "Notaires INSEE" des prix au m2 des appartments par départments depuis 1991, Chambres des Notaires de Paris