Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

フランスでネット銀行口座を検討する

フランスで誰もが持たないとやっていけない銀行口座。でもCBの年会費が高い!他にオプションはないの?ということで調べてみました。

 

銀行口座を持つ

フランスに来ての生活基盤を作るうえで、イライラした方も多いのではないでしょうか。銀行口座の開設。自分が社会的弱者だと、あれくらい強く感じたことは、ここ数年ない。今思い出しても、いつか大きな顔してウサ晴らしに行ってやるぞ!って腹黒いことを考えてしまうくらい、私にはいい思い出がありません。収入もない、外国人に対して、世間は冷たいわけです。

かといって、そこでめげてしまってはいけません(そんな人いないと思いますが)。でないと、旅行者のごとく海外のクレジットカードで支払い続けるか、いつもお財布の中に現金があるか気にしないといけないわけですね。フランスで銀行口座がないと、緊急用資金として日本からまとまった金額を送金することもできないし、家賃、水道光熱費、携帯電話の引き落としと、何かとないと困りますよね。医療費を立て替えたときだって、銀行口座に振り込まれます。

 

デビットカードに41€(約6000円)

銀行口座を開設するとATM兼デビットカードのCB(カルトブルー)を持つことになります。日本では、まだデビットカードはメジャーではない気がしますが、初年度無料/年会費1000円くらいで持てるようです。

ところが、フランスのメガバンクでは、この年会費をがっちり取られます。BNP Paribasで最も一般的と思われるCarte Visa Classicの年会費は41€(2014年)。

他行ATMでの引き落としが月3回まで無料くらいしか特筆すべきサービスのないATM兼デビットカードの年会費がこの41€。これには各種保障などのフリンジベネフィットが全然ないのにこの値段。

フランスに来て、とりあえずメガバンクでひとつ口座を作るのは普通の流れ。でも、ずっとこれでいいのかは、慣れてきたら、ちょっと考えたいところ。

 

ネットバンクは?

前置きが長くなりましたが、それにしても他にオプションはないのか?ということで、調べたのがネットバンキング。

ネットバンクのメリットは、CB、ATMでの引き出し、振込、引き落としなど、主要サービスをメガバンクと遜色ないレベルで年会費ゼロで受けられるところ。デメリットとしては、フランスに居住している必要があり、一定の収入もしくは最低預金額が求められる。預金は振込もしくは小切手でしか行えない(自前の支店・ATMがないから)。担当のバンカーがいない(毎回違う人が担当)、ということくらいか。私のニーズを満たしてくれるのはネットバンクかもしれない。

 

ご参考

雑誌に出ていたネットバンクの口座開設の条件を比較してみるとこんな感じ。働いているひとなら、そんなに高いハードルでもない。

  1. ING Direct (Master Card) ー 最低預金額 750€ 及び 要収入(目安は750€⇒最低預金額が維持できるように)
  2. Fortuneo (Master Card)ー 手取り月収 1200€以上、もしくは 最低預金額 5000€
  3. Boursorama (VISA) ー 手取り月収 1200€以上、もしくは 最低預金額 5000€

 

銀行口座を比較できるサイト

自分のプロフィールや使用するサービスをもとに、おすすめの銀行を提示してくれるサイトです。こちらで一回、銀行に支払う手数料を比較してみると、無駄がよくわかる。

 

まずは、ネットバンクで口座を開設してみて、使い勝手を試してみるのもありかもしれないですね。何ていっても無料なので! 私は早速ひとつ作ってみることにします。