150万人規模のデモ:大衆の力を信じたことがあっただろうか
1月11日の15時からレピュブリック広場から予定されていたデモ。12時過ぎに通りがかった時には、既に警察とテレビクルーがスタンバイしていたほか、メッセージボードを持ってデモに参加する人たちも集まり始めている。
人が多いところに集まること自体が危険な行為なのかとも逡巡したが、グループで参加することに。14時頃に再び行ってみると、人が多すぎて広場の500m手前からは近づけない。
前も後ろも人だかりで、身動き取れず。帰宅後に、パリでは150万人規模のデモとなり、特に事件もなかったとのことで安心した。行くこと自体に何か意味があるのかわからなかったが、この一点でフランス人ということで結束するのだろうな、と。
自由は「勝ち取るもの」であり、「守るもの」という意識がすごく強い。こういう熱狂的な雰囲気は苦手というか、一歩引いてみてしまうのだけれど、フランス人は、このデモで何か示せることを信じているという意味ですごいと思う。私は大衆の力というものを信じたことがあっただろうか。
レピュブリック広場は、日が落ちてからも興奮覚めやらない人たちで囲まれているらしい。人の熱気というのは感染するね。