フランス流おもてなしの仕方
雑誌を読んでいたら『Comment recevoir à la française』という本が紹介されていて、かなりハイソな雰囲気が漂っているので、別に買うつもりはないんだけれど、ディナーをホストするときにマナーがちょっとだけ紹介されていた。
例えば、こんなルールがあるそうです。目にしていても、知らないと意識していないのでなるほどって感じですね。
- 女性と男性は交互に配置する
- カップルの席は離す(但し、婚約中のカップルと新婚のカップルは隣同士でよい)
- 男性の貴賓席(place d'honneur)は、ホステスの右、その次が左。同様に女性の貴賓席は、ホストの右、その次が左
- 貴賓席は、最も大事なゲストか初めて招待する人をあてがう
- ゲストの上座・下座は年功序列(ちなみに、イギリスでは、ソーシャルクラスが優先され、若年の貴族は、年配の大学教授よりも上座らしい…)
- グラスは、左から右に、水用、赤ワイン用、白ワイン用と並べる
- パンは左手に置く
- ナイフの刃は、皿側に向けて並べる
- ディナーでは、(美しい)食器を見せるためにナプキンを皿の上に配置しない。昼食のときには、皿の上にナプキンを載せておいてよい
旦那からも、よく席順を考えるときに、誰と誰は婚約中だから隣同士でもよくてー、とかなんとか言っていた覚えがあるのですが、本当にそんな細かいルールがあったんですね。新婚っていつまで新婚なのよ…。要は心細くないように的な配慮なのかしら。奥が深い。
ちなみに招待されたときのマナーとしては、当たり前のようなことも。
- 手ぶらで行かない(ただし、邪魔になるような花束やワインは避ける)
- 招待されたら2-3日を目処にお礼をする
- ホスト・ホステスが着席するまで席につかない
- ホスト・ホステスより先に口をつけない
- Bon appétit(召し上がれ)と言わない
- チーズを取るときに、フォークは使わない・お代わりをしない・お皿に残さない
- お皿に残ったソースを、パンにつけて食べるのは、やりすぎない
でも、手ぶらはだめだけど、邪魔になるような花束やワインは避けるって超難問…。