Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

フランス流おもてなしの仕方

雑誌を読んでいたら『Comment recevoir à la française』という本が紹介されていて、かなりハイソな雰囲気が漂っているので、別に買うつもりはないんだけれど、ディナーをホストするときにマナーがちょっとだけ紹介されていた。

 

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例えば、こんなルールがあるそうです。目にしていても、知らないと意識していないのでなるほどって感じですね。

  • 女性と男性は交互に配置する
  • カップルの席は離す(但し、婚約中のカップルと新婚のカップルは隣同士でよい
  • 男性の貴賓席(place d'honneur)は、ホステスの右、その次が左。同様に女性の貴賓席は、ホストの右、その次が左
  • 貴賓席は、最も大事なゲストか初めて招待する人をあてがう
  • ゲストの上座・下座は年功序列(ちなみに、イギリスでは、ソーシャルクラスが優先され、若年の貴族は、年配の大学教授よりも上座らしい…)
  • グラスは、左から右に、水用、赤ワイン用、白ワイン用と並べる
  • パンは左手に置く
  • ナイフの刃は、皿側に向けて並べる
  • ディナーでは、(美しい)食器を見せるためにナプキンを皿の上に配置しない。昼食のときには、皿の上にナプキンを載せておいてよい

 

旦那からも、よく席順を考えるときに、誰と誰は婚約中だから隣同士でもよくてー、とかなんとか言っていた覚えがあるのですが、本当にそんな細かいルールがあったんですね。新婚っていつまで新婚なのよ…。要は心細くないように的な配慮なのかしら。奥が深い。

 

ちなみに招待されたときのマナーとしては、当たり前のようなことも。

  • 手ぶらで行かない(ただし、邪魔になるような花束やワインは避ける)
  • 招待されたら2-3日を目処にお礼をする
  • ホスト・ホステスが着席するまで席につかない
  • ホスト・ホステスより先に口をつけない
  • Bon appétit(召し上がれ)と言わない
  • チーズを取るときに、フォークは使わない・お代わりをしない・お皿に残さない
  • お皿に残ったソースを、パンにつけて食べるのは、やりすぎない

 

でも、手ぶらはだめだけど、邪魔になるような花束やワインは避けるって超難問…。