Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

ニースのテロを受けて

 

 

7月14日の革命記念日の祝日を境に、夏のバカンスに行く人も徐々に増え始め、私も今週末はちょろっとパリを脱出して、ポルトガル第二の都市のポルトにいます。

のんびりした気分で過ごしていたところに飛び込んできたのは、南仏ニースでのテロ。フランス 第5の都市で、家族連れのバカンスや海外からの旅行客も多いニース。先日までフランスで開催されていたEUFA ユーロ 2016は、大きな混乱もなく終わって、内心ホッとしていたけれど、こうやってテロがすぐそこにあることを、否応なく感じさせられる。

今回はフランスにいない間に起こった物理的な距離のせいか、暗い気持ちになるものの、意外なほどショックが少ない。パリでの連続テロ以降、心理的な耐性がついてしまっている自分に少し悲しくなる。

長く先の見えないトンネルに入り、際限なく怒りや悲しみにエネルギーを使うと、どこかで息切れしてしまう。先が見えないから、省エネモードで耐えるというのも、向き合い方として正しいのかわからない。

 

次の一言を考えてもう30分行ったり来たりしている。今の自分に答えはないということなんでしょう。