Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

# 読書

幸福の経済学者が教える10のレッスン:移民は幸福度が低いって…?

フランスの有名ビジネススクールESSECで教える幸福の経済学者が執筆した『Heureux comme Crésus ?』(『大富豪のように幸せ?』)という本の紹介記事を読みました。古代リディア王クロイソス(Crésus)が、大金持ちあったところから、転じて「大富豪」の意味…

フランス流おもてなしの仕方

雑誌を読んでいたら『Comment recevoir à la française』という本が紹介されていて、かなりハイソな雰囲気が漂っているので、別に買うつもりはないんだけれど、ディナーをホストするときにマナーがちょっとだけ紹介されていた。 例えば、こんなルールがある…

自分の勝負時期を考える? 「勝負」って何?:大前研一氏『稼ぐ力』を読んでいます

大前研一氏の『稼ぐ力』は、日本企業は今何に苦しんでいて、そんな現状でこれからの日本企業に必要な人材とは、というテーマを扱う。その現状認識のうえで、その必要な人材像を理解して「稼ぐ力」のあるグローバル人材たれ、という話につながる。 日本企業は…

環境が求めるすがたに、定期的にノイズを忍び込ませる:『弱いつながり』を読んでいます

私は、この本の書評を読まず、副題の「検索ワードを探す旅」や、「強いネットと弱いリアル」という言葉に引きづられて購入。見事に裏切られた。「ネット初心者は、関連テーマでも読んでベンキョウしよう」と勝手に勘違いしたのだが、そういう話ではなかった…

結婚マネジメントにはこれだけあればいい:『ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト』を読んでいます

結婚する前に数冊読んだ本の中で、時々ざっと読み返すのはこれだけ。結婚マネジメントにはこれだけあればいい。タイトルに「ビジネスパーソンのための」とあり、語り口はやや男寄り目線だけど、キャリア女性でも専業主婦でも示唆があると思う。 全体としては…

食べ物を胃に入れる金額と情報を頭に入れる金額を同じにする、というのは無理だけど:『大前研一 日本の論点2015〜16』を読んでいます

少し前に買ってあった大前研一著の『日本の論点2015〜16』という壮大なテーマの本をざっと読んだ。前半は、企業戦略への持論展開から始まり、中盤は日本経済復活に絡めて、人口問題・移民政策、エネルギー政策を取り扱う。後半は、世界の中の日本という視点…

2015年の予測キャッシュフローを策定する:『全面改訂 超簡単 お金の運用術』を読んでいます

年初に、お金に関しての考え方をチューニングをしておく。既に読んだことのある『全面改訂 超簡単 お金の運用術』で、考え方をおさらい。運用について自分でアレコレ考えたくはない(時間・労力をかけたくない)けれど、最低限の資産運用をしておきたい人向…

海外生活を変えたテクノロジー:『リストラなう!』を読んでいます

先日読んだ『リストラなう!』が読み物として面白かった。その直後に、ジュンク堂が、来年2月1日付で丸善に吸収合併されると公表された。私は全く知らなかったが、2007年に丸善が大日本印刷の傘下に入り、2009年にジュンク堂も傘下に入り、経営統合すること…

パリの図書館で、はてなダイアリー発の本と出会う:『リストラなう!』を読んでいます

パリには、『Espace Japon』(エスパス・ジャポン)という日仏文化センターがある。ここで日本語の情報紙を発行していたり、日本語教室を提供していたり、図書室がある。他にも似たような施設はあるが、家から比較的近いこともあり、時々足を運ぶ。そこで、…

いっそ競争から降りてしまえ、という声が聞こえる:「育休世代のジレンマ」を読んでいます

引き続き「育休世代のジレンマ」を読んでいる。私はもう東京にいないんだけれど、やはり関心が高いトピックではある。 スーパーウーマンを見ると動悸息切れがする 「上澄み」であるスーパーウーマンの、「私のときは…」という体験談を押し付けることは、かえ…

私がキャリア志向なのは母親のおかげ、ではない?:「育休世代のジレンマ」を読んでいます

今読んでいるのが、イケダハヤトさんが紹介していた「育休世代のジレンマ〜女性活用はなぜ失敗するのか〜」という本。私は日本が変わるのを待っていたらおばあちゃんになっちゃうので、さっさと海外に出てきた。だから「パリに引っ越しました」というわけな…