Paris 2014 + 3

2014年に「パリに引っ越しました」(旧ブログタイトル)。3年目の私的メモ。

# 不動産

フランス不動産市場の歩み(1970ー1990年代)

フランス不動産市場に関するかなり個人的なメモです。 1970〜1980:本格的な不動産市場の登場 マイホーム獲得競争や、金融機関が不動産開発に直接参入するなど、本格的な不動産市場を形成した時代。銀行傘下に不動産開発部門を抱えることによって、不動産に…

大衆向け住宅の発展とマイホーム

昨日のエントリーに続き、さらにフランスの住環境についてメモしておきます。私は歴史がめちゃくちゃ苦手なんですが、ひとつのテーマに沿ってなぞっていくと、歴史も立体的に勉強できていいですね。 ふたつの世界大戦のはざま(1914年〜1945年) 第一次世界…

フランスの公営住宅の誕生

先日は、ジョルジュ・オスマン知事によるパリの都市改造計画(1850〜1870年代)によって、現在まで続くパリの原型が出来あがったということを、三周遅れくらいで知りましたが、その後の1880〜1915年頃は、公営住宅の誕生によって特徴づけられるらしい。 File…

『美しいパリの街並』の原型

旦那と散歩していると、「オスマン様式のアパルトマンっていいよね〜。住みたいよね〜。でも高いよね〜…」と、時々つぶやきます。私は「古いアパルトマンのことだな」という、ぼんやりした理解しかしておらず、実は「結局、オスマン様式って何なの??」と疑…

フランスのAirbnbについて思うところ

1〜2年ほど前からAirbnb(エアビーアンドビー)を使っているのですが、フランスでもUberと並んで、目を付けられております。私は、Airbnbは(なんならUberも)利用者としてはすごく便利なので、最終的には規制をはねのけてくれるものと信じています。 本質的…

パリの家賃は1m2あたり25€だそうです

フランスの民間賃貸市場調査の資料より、いくつかメモしたい数字をピックアップ!「日本人向け」賃貸物件って高いの?を考えてみました。 パリ市内の賃貸価格は1m2あたり25€(2014年10月末時点) フランスの不動産の業界団体であるCLAMEUR(Connaître les Lo…

10区を歩く(準備編)

パリ東エリアといっても広すぎる。まずはホームグラウンドの10区を歩き回るための下準備の巻!10区の中でのカラーの違いを見てみよう。 前回エントリー <a href="http://nico1984.hatenablog.com/entry/2014/11/25/175534" data-mce-href="http://nico1984.hatenablog.com/entry/2014/11/25/175534">パリ東エリアの不動産に興味津々 - パリに引っ越しました。</a> で、パリ10〜13区、18〜20区の不動産1m2あた…

パリ東エリアの不動産に興味津々

最近下落傾向にあるとはいえ不動産の高いパリ。その中でも比較的、安いエリアの多い東側をざっくり見てみた。 前回のエントリー <a href="http://nico1984.hatenablog.com/entry/2014/11/21/051729" data-mce-href="http://nico1984.hatenablog.com/entry/2014/11/21/051729">パリ全20区 不動産価格 ヒートマップ! - パリに引っ越しました。</a> こちらのエントリーで、パリ市内でもまだ安い東側のエリアに…

パリ全20区 不動産価格 ヒートマップ!

パリの不動産価格を区ごとにみると?!ひとつ前の記事では、パリ全体の不動産価格の長期推移を見てみました。そこで今度気になるのは、それでパリの中はどうなっているのってこと。 前回の記事 パリの不動産価格推移(1990年〜2014年) これで反転?まだ下が…

パリの不動産価格推移(1990年〜2014年) これで反転?まだ下がる?

1990年からのパリの不動産価格の推移をまとめてみました。2014年第2四半期は、3四半期連続で同水準。これは反転の兆しか。まだ下がるのか。 1990年代は低迷。価格は3分の2に 1980年代に上昇していたパリの不動産価格は90年代には様変わり。1991年第1四半期(…