フランス語上級者におすすめ!速読講座③ 視幅を広げる・単語の理解度をあげる
速読の続きについてまとめるのが大分遅くなった。正直、既に自分でも面倒くさくなっている。でもノートを捨てたいので、ここにまとめないことには…。よし!今日書くぞ!と気持ちを奮い立たせてみる。
ステップ
全体像をお知らせするとこんな感じ。
- 速読の効果・感想(速読講座①のエントリー)
- 速読の効果測定方法(速読講座②のエントリー)
- 視幅を広げる・単語の理解度をあげる
- 音読・頭の中での音声化をやめる
- ブロック読みを習得する
- 取捨選択読みを習得する
- 新聞&雑誌で訓練する
視幅を広げる
視幅とは、「視野で認識できる範囲」のことを言う。一度に認識できる文字数が増えれば、当然読むスピードは速くなる。50mごとに信号があるより、100mごとに信号がある道のほうが、車は速く進めますよね。私はそんなイメージで理解している。
同じ長さのフレーズを、今までは視点(ピント)を4回ずらす必要があったのなら、視幅を広げて2回で認識できるようにする。やや気持ち悪くなってしまったが、下の絵を見て欲しい。この絵で伝わるかは、やや自信がないが、要はこんな感じだ。
単語の理解度をあげる
授業では、テキストを使って、一定のテンポで単語リストを目視していく練習を行った。短い単語(3-4文字)から徐々に長い単語(10-12文字)とリストは続いていくのだが、一定のテンポでより文字数の多い単語を、同じスピードで認識できるようにしていく練習だった。専用のマテリアルがないと訓練しづらいのが難点。もしかしたら辞書で代用できるのではないか?と思いついたので、今度試してみたいと思う。
私の個人的な考えだが、ここは外国人としてハンデを負うところとなる。ネイティブに比べて語彙数が少ないから、というのが圧倒的な理由。知っている単語とそうでない単語では、認識のスピードが全く違う。さらに、語彙が少ないと、誤読も多くなる。私は日常生活の中でも、頭が勝手に何となく知っている単語に読み替えてしまっていて、文章の意味を勘違いするといった経験がある。
また、外国語の場合、意識しないと句読点や文法構造から受け取るメッセージをすぐに上手く処理できない。句読点によって、「この後は例示が来る」などの想像力が働ききらなかったり、指示語が何を指しているのか瞬間的にわからなかったり、倒置法が使われていて文章の理解が曖昧になったり、ということだ。
まとめ
最初の授業を終えた時には、視幅を広げることは日本語にも外国語にも応用できる部分だが、外国語の場合は、逆説的だが、ある程度の語彙・文章に触れる絶対量が必要だと感じた。その意味でも、苦手意識がなくなり、読む量が増え、読む量が増えることで、スピードがあがるというサイクルが作れればいいのではないか。
私は速読講座を終えた頃から、週間の雑誌を年間講読をはじめ、それで読む量を担保するようにしている。