結婚式
この夏のハイライトは、自分の結婚式。あ、それとグランドキャニオンも行ったけど。
旦那がやりたがったので一念発起してやったけれど、忙しすぎて正直ぜんぜん覚えてないし、終わった!よかった!という気持ちしかない。よく国際カップルで相手の国と自分の国の2回やるパターンがあるけど、これもう一回って絶対無理。
私たちは市役所は昨年済ませているし、教会はしっくりこないので、いわゆるガーデンウェデングで人前式。夏でもよく雨が降るブルターニュ地方で、かなりの賭けでしたが、ぎりぎりセーフ!
セレモニーの間はなんとかもってくれたけれど、カクテルからは降られちゃいましたー。風も出てきてアーチがかなり斜めっていきました。。ブルターニュだから仕方ない!これもご愛嬌。
翌日のブランチ(Retour du mariage)は、この日は夏最後!って感じで頑張ってくれました。海面がきらきらしててようやく心休まるひととき。何もかもスポーンと抜けてリラックス。
日曜日も夕方になると一人また一人とパリ行きの電車に。あーー疲れた!あーーーー終わった!って感じな反面、みんな帰っちゃってちょっと寂しかった。
今回遠くからわざわざ来てくれた友人たちは、住む場所に関わらず、ずーっと交友関係を持ちたいし、でも東京やNYから来てくれた友人ってこの先同じ街で一緒に過ごすことがあるのかなー、毎年会うのは難しいのかなーなんて考えてしまいました。仲良い人に限って、同じようにポンポン国を飛ぶので世界一周を追いかけっこしてるみたいなんだよね。。
それにしてもやっぱりフランスの結婚式って、あんまり泣くシーンないんだよなぁ。娘からの手紙で泣かせようと思ってたのに、直前になったら忙しすぎてそんなことすっかり忘れて、、、感謝を伝えそびれました。。反省。
10区の図書館
あっという間に夏が過ぎてしまいました。2ヶ月ぶりのエントリー。。。
ヨーロッパの夏は短く、9月に入ったらいきなり秋の気配がするようになりました。最近は日の出も8時少し前くらいで、どんどん日が短くなるのを感じます。
この夏は結婚式プラス自分たちの結婚式があったので、ようやく今週になってゆっくりすることができました。久しぶりに新しい場所に行ってきました。Gare de l'Est(東駅)から徒歩5分、今年の5月にオープンした10区の図書館。
Médiatèque Françoise Sagan(メディアテック フランソワーズ サガン)は、2015年1月に竣工し、5月から図書館としてオープン。パリ市が1990年代末から再開発を計画していたところです。2006年には隣接する幼稚園、2009年には保育所がオープン。1998年までは病院だったそう。
地中海式の回廊をイメージした中庭がオアシスのようで一目惚れ。これだけで来たくなってしまう。
2階にはBD(コミック)がたくさんあるし、電源、wifiもあって作業スペースもそこそこあるのでかなり便利。パリ市の図書館としては一番大きいらしい。まだ新しいので今後どう活用されていくのか楽しみです。
Glaces Glazedのレシピで夏のデザート作り
東京の人には怒られそうですが、今週涼しいのがやたらカンに触ります。
ミーハーな我が旦那は最近パリで流行っているGlaces Glazedというアイスクリームショップが気になっていまして、こちらがちょっと前にレシピ本を出したのです。それを週末に作ったのに…20度いかないなんてありがたみが涌かないわ。
アイスは何も夏だけじゃないってことで、春夏秋冬に併せておいしそうなアイス&ソルベをたっぷり。今回は表紙にもなっている(と、今気づいた) I SHOT THE SHERRY と GLAZED & CONFUSEDのふたつを作りました。
I SHOT THE SHEERYはチェリー(写真)とカシスのソルベ。カシスってなかなか生で売っていないんですかね。仕方なく走り回って缶詰をゲット。
GLAZED & CONFUSEDは、発酵乳(lait ribot)をベースにレモンとレモングラスでシトラス風味のアイス。濃厚なんだけどレモンが爽やかで美味しい!
朝にチェリー&カシスのソルベをヨーグルトの空き瓶にせっせと詰め、夕飯後にまたレモンアイスをせっせと詰め、できました!
…できたんだけれど、一日中砂糖漬けですっかりデザート欲が失せてしまったので、まだ冷凍庫で待機中。今週末は暑くなるといいなー。
アイス結構ひさびさだったなーと思って、ブログエントリーを探してみたら やっぱり半年以上前でした。うう、もうレシピを書く気力はない…。気になる方はレシピ本を探してみてください。
逡巡する夏
最近、めっきり食べ物ブログと化しているですが、半年前までの仕事探しの苦労を忘れてのほほんとしている…わけではなくて、実は鬱々としています。
半年前には、こんなことを書いていました。
希望に届かなくてもオファーをもらえたら、職務内容、雇用形態、給与水準、勤務地などの中で何を妥協できるのか考えて、納得したうえで、スタートする。スタート地点が決まれば、その後のアクションプランはかなり明確に立てられるはず。もしかしたら、学校に戻るという選択になるかもしれない。私が就職活動を一段落したのは、満点回答を待っても難しいので、という決めの問題であり、就職活動の出来は60〜70点かな。
そう、CDDで働いて半年経ちましたが、就職活動の出来は60〜70点と言っておきながら攻めの姿勢を忘れるというだめっぷり。(やっぱりのほほんとしてたんじゃん。)
唯一したことと言えば、以前から興味がある方面の修士に応募。選抜を経て一応、その方面では一番ネームバリューのある修士に席を確保、したまではいいのですが、では9月からどうするんだと言われたら決めかねていたわけです。(優柔不断)
ちょっと書いて整理。
オプション① CDDで残る ⇒ CDIまで粘る(今の気持ち:70%)
今一番可能性が高いのが、この線。CDDは1月上旬までの予定なのですが、私が働きはじめてから、さらに二名が妊娠(⇒産休予定)という神風が吹いており、慢性的にショートスタッフ。マネージャーからもCDIへのサポートを(気持ちだけ)受け、風向きは悪くない。産休に入るチームメイトの社内異動が具体化すれば、パーマネントスタッフのヘッドカウントも空く、とCDIへの見通しは悪くはない。
なので来年上旬にCDIへのコンバートを伺うという待ちの作戦。長期的には何のゴールにも向かっておらず、短期的(人間関係が構築できはじめている・勤務時間&通勤時間◎・給与水準がまあまあ)および中期的(CDIの道筋が見えやすく、俄然子どもが持ちやすそうな環境)な人参に釣られている感は否めない。
オプション② 他業界への転職を踏まえて学校に戻る(今の気持ち:20%)
現在、モチベーション低下しているのが、こっちの選択肢。当初はもっと五分五分くらいで悩んでいたのだけれど、ここに来て尻込み。フランス来て手ぶらだったときには、またゼロベースで始めるにはいい時期!くらいに思っていたが、一度働きだしてしまうと「荷物」ができてしまい、手放すのにまた悩む羽目に。長期的には新しい展開が望めて可能性を感じるけど、去年も精神力を試されたのに、また向こう1〜2年?と思うと正直足踏み。でも30代前半でチャレンジせずにどうする!という気持ちも。
オプション③ 他社でCDIを探す(今の気持ち:10%)
ま、こういう選択肢もなくはないということだけれど、あまり現実感はない。頭の片隅に置いておくという感じで、①の選択をしたら、9月以降ちらちらと探して、バックアッププランにするということでしょうか。
隣の芝は青いというけれど、どうも「見送り」の決断するのが苦手なので、気持ちは残留に傾いているのに、どうしてもそれを前向きな決断と納得できない自分がいるわけです。(あ、そういうことか…と書いて分かる)
月・土限定 カツサンドランチ @ Abri
旦那と私が揃ってパリにいるのは5週間ぶり。気がついたらパリから人がいなくなり始めているのをひしひしと感じます。8月を前にお店も年休の張り紙をし始めて…、不思議とカナル運河の周りもちょっとガランとした感じ(いるんだけどね、普段と比べると…)
ふと思いついて Abri まで散歩がてら歩いてカツサンドランチ。いつもは脇目も振らず一心不乱!なシェフも、心なしかリラックス(と、余計なお世話な解釈するをする旦那)。
オムレツ入りの特性カツサンド、ちゃんとナイフとフォークが出てきたので悩んだんだけれど、これ手で食べちゃいけないのかしらと悩むこと30秒。(実際、一組ナイフ&フォークで食べてたけど…)、おいしくて5分で完食。。これデートにはおすすめできないわ。食べる姿もだし、すぐに食べ終わって余韻なし!
月・土限定ランチはカツサンド+ドリンクで13€。12時半の開店時に行けば自由に席を選べて、13時頃には満席近かったです。テイクアウトもOK。
帰り際に夜の予約もお忘れなく。
住所
フランス結婚式のファッショニスタたち
6月から計5回の結婚式を終えてようやく一息。参列するときの楽しみのひとつが女性のファッション。最初はどの程度ドレスアップしていけばいいのかわからなかったけれど、回を重ねるごとに何となく分かって来た。
それと同時に毎回楽しみだったのが、フランスのマダム&マドモワゼルのファッション。日本とは違う装いが楽しくて、毎回勝手におしゃれ番長を見つけては隠し撮り(ごめんなさい)。
20代・30代前半くらいであればワンピースに綺麗めの靴を履いていれば外さないです。ちょっと差をつけるなら帽子。ちょこんとした帽子がコケティッシュでかわいい。こちらのお嬢さんはお人形のよう。縦巻きロールってマンガだけじゃないのね…。
こちらはセクシーな背中に目が釘付け。私も数年後に着てみたい。やはり帽子はツバがないタイプですね。
こちらはフランスではなくイギリスカらのゲストだったようですが、40代マダムの貫禄。私にはちょっと出来る気がしない帽子です。失敗する人のが多い気がするけど、かなりキマってました。
こちらのマダムたちは割とスタンダードに、スーツ&帽子をテーマカラーで統一する感じ。マダムはこういうファッションが多い気がします。
ウィンナー・ワルツとドナウ川
今回はウィーンでの結婚式。普段はドイツ在住のオーストリア × フランスのカップルということで、地元ウィーンに加えて、ドイツやフランスからのゲストが多数。金曜日からおもてなしイベントが満載で、おおいに楽しめました。
ウィーンはクリスマスシーズンに行ったことがあったけれど、寒すぎてすぐにカフェに入ってはチョコレートを飲んでいたのが一番の思い出。他に覚えているのは、クリスマスマーケット、ウィーン少年合唱団、グラーシュくらい。
なので今度こそ!と思ったのに、今度は37度の酷暑。暑すぎて、冷たいものを求めてカフェ。まったく街歩きが進まない。結局、ウィーンの観光らしいことは何もできないままパリへ戻りました。が、別の楽しみ方をふたつほどご紹介。1回行ったことある人にいいかもしれません。
まず最初がワルツのレッスン。今回楽しみにしていたのがこれ。欧米の結婚式には必ずついてくる夕食後のダンス。フランス人も踊れない人は結構多く、新郎新婦のファーストダンスのあとに、皆がすっと加われるわけではない。逆にここで堂々と入れる人を見ては、羨ましいな~と思っていたわけです。
そして、ウィーンといえば、ウィンナー・ワルツ。新郎新婦の計らいで、前ノリした人たちは皆でワルツのレッスン。基本のステップをマスターして、夕食のあとはダンスで試してみてね、という寸法。心なしか踊れる人がとても多い結婚式で、ターンもびしばし決まってやっぱりかっこいいなぁと。ボールルームまであと一息!
二つ目はドナウ川で川遊び。ワルツのレッスンで汗だくになったところで、水着に着替えてクールダウン。市街地観光がメインなイメージのウィーンに来て、川遊びっていうのがローカルの人ならではでとても楽しかった。
最初は「セーヌやカナル運河みたいに汚いところなら入らない!」と言っていた旦那も、割と水が澄んでおり、魚がたくさん泳いでるのを見て安心。
夕日を眺めたあとは川辺で夕飯をして、パリを脱出〜って気分を満喫。遠方から来るゲストが楽しめるようなプログラムを考えてくれていてとっても良かった。
料理について何もコメントがないのは…察してください。まずくはないけど極めて平均的という印象は何も変わらないまま帰ってきました。
これでしばらく結婚式はお休みです。夏休みまでもう少し!